1 現在、企業の接待費は売り上げの0.1%(中大企業)-0.5 %(零細企業)と決められていて、抑制が効いているが、政府機関はこのような規定がなく、郷鎮、県などで収入にかかわりなく、豪華な接待が行われている。
2 政府の作風はかなり改善された。杭州市YH区の元書記ら約20名が逮捕されたり失脚したりした。元書記はマカオで賭博に手を出し大損をした。現在の指導者はかなりよい。今年6月人事交代期に入るが、楽観できる。地方政府の方はよくなったが、中央の出先機関、たとえば検察院、税関などは改善を見ていない。
3 県レベルでの公務員法の学習は昨年行われ、いろいろな試験が行われた。数理化学の学科試験、業務関係試験、公務員法試験などである。不合格の場合は、公務員からはずされ転職を強いられる。
4 政府の作風が改善された原因は制度面の完備に負うところが大きい。今まで精神的自覚性に頼るところが強かったが、制度が整備され、灰色的なところが明確化し、やるべきこと、やってはいけないこと、処罰と褒賞などがはっきりし、公務員が自らを律するようになった。
5 昨年、民生部の指導の下に慈善機構ができた。しかしそれは各企業、各個人に割り当てられ、半ば強制的である。一種の税金であり、不満を買っている。杭州市YH区では教師に300元が割り当てられた。ある企業には、鎮、区の両方から求められたという。しかも、日本などとは違って、この部分にも税金がかかる。
6 SL鎮は品格、能力、作風の面で評判のよい人が幹部となっており、人事組織系統はかなり健全である。トップは他のところから派遣され、鎮経済界との癒着は避けられる。
7 SL鎮は昨年7月50人の企業家を組織し、北京大学で1週間研修を行った。リスク回避、財務管理などの講義を受ける。著名な学者が講義。大学に25万元提供。この研修を通じて、普段理解できなかったことが理解できるようになったとのこと。
8 SL鎮には約100の企業があるが、工商連合会に参加しているのは35社。秘書長は工業担当の副鎮長。会長はHKDS外資企業の総経理楊某。三つのグループ(老企業、改革後企業、工業区新企業)に分けて意見を徴収。鎮の05年GDPは50億元、財政収入は1億元。
9 SL鎮の人口は4万人、外来人口は2.6万人、間もなく4万人になる。教育が大問題。外来民工の子供たちが学校に入れるようになった。民工の教育、子弟の教育が大変重要で、鎮政府は民工の夜学、子弟小学校の建設に力を入れる必要がある。
10 西部大開発の難しさは政府の旧意識にある。有能な人間が行けるような仕組みをつくる必要がある。国家財政で高賃金を保障し、一定期間、例えば五年間奮闘することによって昇任できるというように、物質、精神両面で優遇策を図る必要がある。

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