2006年12月アーカイブ

「世界経済評論」07年2月号掲載
二大不均衡を抱える中国の高度成長
                    日中関係研究所所長  凌星光
 ここ数年、世界経済は極めてよい景気拡大を続けているが、最も大きな原因はアメリカ経済の好調にある。が同時に、中国経済の目覚しい発展も重要な要因となっている。ところで、中国経済の高度成長には多くの構造的問題を抱えており、中国当局は抜本的改革に取り組んでいる。本稿では12月5日に開かれた中央経済工作会議(以下会議と略称)を中心に、2007年度の中国経済と対外経済関係を展望し、世界経済への影響や日中経済関係を考えてみたい。(論文は発行1ヶ月後に掲載)

              日中科学技術センター常任理事  凌星光
 当センターは日中友好関係の発展のために長年努力を重ねてきた。残念なことに、過去五年間、歴史認識問題が障害となって日中関係は悪化、その影響を受けて、当センターの事業も厳しい局面に置かれてきた。しかしながら、去る10月8日安倍晋三首相の訪中を機に、日中関係は再び好転し始めた。当センターとしても、この機を生かして諸事業の発展を図り、日中関係の更なる好転に貢献する絶好のチャンスになるであろう。

「6.4風波」のビデオを見させていただき、脳裏に深く刻まれていた1989年当時の悲劇が甦った。これは中国国民にとって、とりわけ中国共産党にとって二度とあってはならぬ出来事であった。安定と発展を優先させる政策によって、「6.4風波」の風化は加速化している。しかしながら、政治改革に取り組もうとしている胡錦濤・温家宝体制としては、これを真剣に総括せざるを得ないであろう。

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