2007年5月アーカイブ

                               凌星光
 中国社会科学院人口・労働経済研究所所長蔡昉氏が5月10日、中国の農村過剰人口時代は終わり、2009年(第11次五カ年計画中)に労働力不足時代に入るという予測を提示した。
彼の分析によると、一般に中国の農村労働力は約三分の一が過剰、その絶対数は1億から1億5000万人と言われているが、実際には、40歳以下の農村余剰労働力は5212万人で、労働力供給構造はすでに、労働力過剰から均衡、更には不足に変化しつつあるという。蔡氏は、2004年から出現した「民工不足」現象は沿海地域から中部地域に拡大し、引いては「労働力輸出省」にまで広がりつつあるという。

パネリスト
凌 星光 日中関係研究所所長
小島 眞 拓殖大学国際開発学部教授
司会
市川 周 世界経済研究協会専務理事

はじめに

市川周(司会) 本日は、極めて関心の高い中国とインドがテーマです。といって、中国の専門家が話して、それからインドの専門家が話して、二つ聞いて何かもうけたというような、そういうレベルの話ではなくて、この二つの極めてポテンシャルが高く、将来、おそらく我々を追い抜いていくだろう巨大な経済と、我ら日本がどう取り組んでいくかという、そういう議論をそろそろ始める時期に来ているのではないだろうかという思いで、クロストークということを非常に意識した試みをしてみようと思います。

4月27日、第10回人民代表大会常務委員会における裁決により、中国致公党副首席万鋼が科学技術部(省)の部長(大臣)に任命された。彼の経歴はざっと次のようなものである。

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