福田首相は12月28日、北京大学で「共に未来をつくろう」というテーマで講演を行った。それは1979年12月に故大平首相が行った演説を想いおこさせる。今回の演説は、30年前に大平首相が語った内容を、この30年間の変化に合わせて、より発展させたものであると位置づけられる。大平演説によってもたらされた1980年代の日中蜜月時代が、今、福田首相演説によって再現されようとしている。
2007年12月アーカイブ
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常任理事国入り条件を整備する福田対中外交
東シナ海ガス田問題が日本マスコミの中心的課題となっている。しかし、それは主権問題に関わる難題で、双方ともそう簡単に譲歩するわけにはいかない。そこで遠回しに主権問題を回避する策を講ずる必要がある。今回の首脳会談では「主権を棚上げにし、共同開発を進める」という原則を決め、具体的解決は少し時間を置くよう筆者は主張した。(「朝日新聞」11月22日掲載)今回、ガス田の共同開発について、「新たな共通認識」として4項目を確認しあったとのことである。その内容は私の主張に沿ったものが含まれるようである。来年春までに妥結し、胡錦濤訪日の重要な「お土産」持参の一つとなるであろう。
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日中関係戦略的改善の二段階段取り
今回の福田首相訪中と日中首脳会談は、双方の思惑が殆ど完璧に一致した連係プレイであったと見て取れる。それはマスコミや一般有識者の認識を超えるもので、福田首相の戦略的思考力と外交手腕を余すところなく発揮している。当面、「中国の成果大、日本の見返り最小限」などといった短絡的論調がマスコミで目を引くが、福田首相訪中への評価は、日を追って高まるであろう。
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今日、福田首相が訪中し、30日に帰る予定となっている。ここに、中国側がどう対応したらよいかについて、私見を述べてみたい。
8月29日から9月5日にかけて、「大陸と台湾に進出した新幹線技術視察訪中団」に参加して、日本の新幹線技術を取り入れた青島―済南間及び台北―高雄間の高速鉄道を試乗した。中国大陸、香港、台湾を巡り回って、日本鉄道技術の海外での応用を検証することにあったが、私と家内にとっては、はじめて訪問する台湾の政治経済社会に大きな関心があった。
台北―高雄間高速鉄道開通と総統選半年前の台湾の続きを読む
