昨年10月、中国では第17回党大会が開催され、共産党の新人事と政治活動報告によって、胡錦濤体制二期目の方向付けがなされた。今年3月の全人代で決まった政府の新しい首脳人事と温家宝の政府活動報告により、胡錦濤?温家宝体制の二期目が本格的に始動した。
胡錦濤、温家宝二氏は古い共産党体質の下で育った最後の最高指導者である。ポスト胡錦濤の指導部は基本的に改革開放政策下で育った世代から構成される。したがって、二期目の胡錦濤体制が中国の政治体制をどのような方向に導いていくのかが注目されている。即ちここ30年間、漸進的に進められてきた専制的社会主義から民主的社会主義への移行は決定的な成功を収めることが出来るか否かが問われているのである。それを基軸として、中国の経済、政治、外交などについて論じてみたい。
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